アイドルデュオ・KinKi Kidsが主演する日本テレビ系スペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市 2017』が、きょう21日(21:00~22:54)に放送される。
1997年に連続ドラマとして放送された同作は、当時18歳のKinKi Kidsが主演を務め、土曜21時枠で放送。高校生のヤマト(堂本光一)とタケル(堂本剛)が、問題や事件を乗り越えながら仲間とともに、暴力に支配された子供だけの街に秩序を取り戻していくというストーリーで、その最終回で「20年後、またこの場所で会おう」と言って別れた彼らが、KinKi Kidsのデビュー20周年を記念して、その約束を果たすことになり、当時のキャストだった嵐の相葉雅紀と松本潤、矢田亜希子、さらには芸能界を引退した小原裕貴さんも出演する。

1997年、幕原市はT幕原型ウィルスによって大人が死に絶え、ヤマト、タケルら20歳未満の子供たちだけが生き残った。生きるために力を合わせ、国の陰謀に立ち向かった彼らは「20年後、またこの場所で会おう」と約束して別れた。

そして、20年後の2017年。ヤマトはさえない中学教師に、タケルは風変わりな弁護士になっていた。幕原地区は再開発事業が進み、復興のシンボルとして記念図書館が建設中。しかし、その建設現場で古いガス管による爆発事故が起き、死者が出てしまう。

約束の日である2017年12月24日、ヤマトとタケルは20年ぶりに再会。20年前の思い出の地を歩いていた2人は、アキラ(相葉雅紀)を見つける。一級建築士になったアキラは、例の図書館の建設に携わっており、再会を喜んだのも束の間、2人はアキラから、お金を貸してほしいと頼まれる。

その後連絡が取れなくなったアキラが、他の幕原の仲間たちからもお金を借りていることが分かり、タケルは、レストラン経営者となったモリ(松本潤)を訪ねる。アキラはモリにもお金を借りに来たが、モリはその頼みを拒絶していた。モリはなぜか幕原の仲間と距離を置きたいらしく、タケルに「もう連絡しないで」と冷たく言い放つ。

一方、ヤマトは20年前の恋人・スズコ(矢田亜希子)に電話する。スズコは、夫が図書館の爆発事故に巻き込まれて命を落とし、シングルマザーになっていた。アキラはスズコの元にも訪れていて、爆発事故で夫を亡くした話を聞いて顔色を変え去って行ったという。

ヤマトとタケルは、アキラが勤める設計事務所を訪ねるが、アキラはすでに辞めていた。2人はアキラの後輩・カザマ(千葉雄大)から、爆発事故の後にアキラが図書館の建設中止を主張して会社と衝突していたことを聞かされる。

こうして、ヤマトとタケルは、大人を死に至らしめるウィルス・T幕原型が再び蘇ったのではと推測。2人は図書館の建設現場に侵入し、そこで思いがけない物を発見する。